安達太良Adventure・生まれた世界は。

, 登山 | 2010年 10月 08日(金曜日)04:11
CANON EOS 5D Mark IIEF 17-40mm F4L USM

5連週登山・安達太良山編。その5。
生まれた世界は。

安達太良編、最終回。
5回に渡って書いてきたというのに、最終回も大ボリュームです。

 
避難小屋を出てしばらく歩くと、道が消えた。
おかしい。地図の通り来ているはずなのだが。
 

 
大地が割れている。
そういえば、これから通るはずの胎内岩は、「ザックを背負ったままでは通れないほど狭いところを通る」らしい。
地図によれば、一度かなり下ったところに胎内岩があるようだ。
 

 
「この崖、それっぽくないっすか先生。」
「あれ、ほら。」
「例のGPSで現在地確認しましょうよ。」
「だなあ。どれどれ。」
「・・・」
「電池ねーなー。」
 

 
「・・行ってみっか。ほら、胎内岩ぽい穴あるぞ。」

普段なら絶対に下りないであろう崖の亀裂を下りていく。
それは、ここに来る前、船明神山に登った岩の亀裂と同じようなルートだったこともあって、あまり抵抗がなかったからか。
 

 
そして、すこし崖を下ったところにあった大きな岩の裂け目の先に見えた景色は。
 

 
な、なんだぁ・・こりゃあ〜。。。
 

 
まるでファンタジー映画にでも出てきそうな景色が現れた。
あの崖、滝が落ちていたら間違いなく異界だったような気がする。

しかし、よく見るとクライミングした形跡が残っているではないか。。
恐ろしい〜。
 

 

 

 
しばし、絶景に見とれてしまったが、この先は断崖絶壁。
道を間違えたことに気づき、岩の亀裂を登り引き返す。
 

 
正しい道はどうやら草むらに隠れていたようだ。
冷静に先を急ぐ。
 

 
とんでもないところに立っている。

決して立ち入り禁止エリアに踏み入ったわけではない。
正規ルートだ。
ちょっとつまずいてよろけでもしたら、軽く滑落できる。

怖いのは、地面があるように見える草のエリア。
実は踏み抜きになっているようなところが多い。
走ったりせず、一歩ずつ慎重に地面を確認する。

そして。
 

 
でた。
思いっきり 「↓」 って矢印が無数に書かれている。
 

 
またすごいところを下りていくことになる(笑)
 

 
おいおい、あんなところ通れるのかよ。

「デブでヒゲ生えてたらだめなのかよ!!」

はい。分かる方だけ爆笑してください(笑)
 

 
覗いてみる。
確かに向こうに地面はあるようだ。

しかし、本当にザックを背負ったままでは通り抜けられなかったので、ザックをおろし、穴の向こうに押しやる。
続いて、体を寝かせて逆匍匐のような体勢でなんとかくぐり抜ける。
 

 
続いて仲間も下りてくる。
出際で撃ち合い(笑)
 

 
さらに崖の隙間を抜けて。
 

 
もう少し岩下り。
 

 
振り返ってみると、けっこうな所を通ってきているな。
 

 
胸ほどの高さの段差を下りたり、思いのほかハードなコース。
アドベンチャーで、超楽しいけど(笑)
 

 
ここまで来ると、視界が一気に開けました。
ガスも少し晴れて、展望が素晴らしい。
 

 
少し陽も傾いてきた。
と思ったら、なんか後光が・・・。

胎内岩から再誕し、このアドベンチャーな山行でいろんな経験値を得た僕たちのレベルアップを祝っているようだ。

なんてことを言いながら下山、下山(笑)

奥に見えているのは磐梯山か。
 

 

 

 

 
ついに山が染まってきた。
 

 

 
綺麗な水に見えるが、源泉が近いためか強烈な硫黄臭が鼻を突く。
飲んだら死んじゃいそうだ。。

靴が濡れたら「ジュッ!」っていうんじゃ、なんて冗談がまだ出る。
みんな元気だ。
 

 

 
朝からこれだけいろいろ凄いことがあったら、もうこれ以上は何もないだろう、と思っていたのだが。

「速やかにお進みください。」

どうやら長居は危険なようだ。
なによりもう日が沈んでしまう。

ヘッドライトを点灯し、先を急ぐ。
 

 
建物が完全に倒壊している。
 

 

 
温泉の湯気がもうもうと上がっている。
硫黄臭にかなりやられてきた。。
 

 
怪談とかにありそうな怖いおばあさんが出てきそうな建物発見。
周りの建物はなぜか完全に倒壊し、廃墟と化しているのに、この建物だけ。。(怖)
 

 

 
なんだか、とんでもない光景だ。
だんだん廃墟巡りしているような感じになってきた。

あれ?俺たち山登りしに来てるんだよな・・と再確認。
しかしここは、後日「廃墟撮影」として日程をとっても良いのではないかというくらい魅力のある場所でした。
 

 
こんな危険な場所も。。
この足場、グラつくんですけど・・マジ怖かった。

だんだんと暗くなってきてしまったので、ほとんど写真は撮らなくなってしまったが、温泉を運ぶパイプを追いかけるように長い道を歩き、真っ暗になってしまった森を抜けて駐車場に無事到着。
 

 
いろいろと反省点の多い山行となりましたが、早朝から「大アドベンチャー」の連続で楽しかったし、またひとつ良い経験を積めたような気がします。
2度目の安達太良山でしたが、コースを変えるだけで、これだけ違った顔を見せるものかと驚きっぱなしでした。

しかし、やっぱりもう2回に分けて書けば良かったというボリュームになってしまいましたね・・。
まとめるのがヘタなだけだと思うのだが、いろんなことがありすぎて、写真をお蔵にするのがもったいなくてついたくさんアップしてしまいます。
とはいえ、撮影した写真の1割程度しか使っていないという(苦笑)

PCのHDDのエコ化のためにも、もうすこしシャッターを大切に切らねばと、毎度こちらも反省点。。

しかし、これだけ書いても5連週登山の2座分か(笑)

次回からは「那須岳・三本槍岳編」を公開します。
まだまだ続く山話。
気長にお付き合い願います。


コメント (9)



コメント安達太良Adventure・生まれた世界は。

ノスポン | 2010年 10月 08日(金曜日)22:08

遂に完結しましたね(笑)ご苦労様です。
やはり、一緒に行った仲間の記事は違った視点から見れて面白いね。5週連続登山、とどめの一座もよろしく!


No.192 | 2010年 10月 09日(土曜日)02:17

>「デブでヒゲ生えてたらだめなのかよ!!」

ふじやん(笑)


gishiho | 2010年 10月 09日(土曜日)18:00

…恐ろしいコースですね(yosshyさんのコメントが警戒調だったのが理解出来ました)。
これは、油断出来ない…(注意しておこう)。難易度の低いコースを選ぶとは思いますが…(お
仲間も慎重派なので…)。 (^_^;А


まこち | 2010年 10月 09日(土曜日)20:11

さすがYosshy、写真がすごいわ。

明日の山行も気をつけて行ってきてくだされ!
またレポを楽しみにしてますよー。


song. | 2010年 10月 11日(月曜日)23:20

始めて投稿させてもらいます。
photohitoでは少々お世話になっておりました「song.」です
以前からyosshyさんのブログを毎日楽しみに拝見してました♪
自身も最近登山に目覚めたこともあって、写真、登山ともに
凄く参考にさせてもらってます!!
よろしければリンクさせて頂きたいと考えております。
よろしくお願いします!


yosshy | 2010年 10月 13日(水曜日)02:28

ノスポン >>

いやーまったく、ものすごい出来事の連続で記事をまとめるのが大変でした(笑)
とどめの一座も楽しかったね♪


No.192さん >>

「ふじやんは後からゆっくり来なさいよ!」


gishihoさん >>

こんな天気だったので、余計に危なっかしい場所にみえると思いますが、展望は最高の
コースです。
ただ、やはり整備された歩きやすい山道ではないので、「ハイキング」の域は確実に超え
ています(笑)
体力に合わせたコース選びをなさってください^^


まこち >>

いやー。あれは景色がぶっ飛びすぎだったよね。
1ヶ月山行が終わっても、レポートにあと1ヶ月かかりそうです(笑)


song.さん >>

おひさしぶりです!
コメントありがとうございます〜^^

お。song.さんも登山始めたんですか!
最近、僕の周りでも少しずつ山に興味を持ってくれる方が増えてきてなんだか嬉しいです。
こちらから勧めても誰も登りたがりませんからね(笑)
雄大な自然の空気を楽しみましょう♪

リンクの件、ありがとうございます。
よろしくお願いします。


imarin | 2010年 10月 14日(木曜日)20:59

怖い!読んでいて足がすくんじゃいましたよ。
何度も戻ったほうが・・戻ったほうが・・ってつぶやいたし。。
しかし、不覚にも廃墟に萌え(笑)
このところ飯田橋~池袋間を歩いて帰宅してます。
足腰鍛えてハイキング(←登山といわない)頑張らなくちゃ♪


gishiho | 2010年 10月 15日(金曜日)22:05

…まさか、こんな報告をする事になるとは…。

昨夜、母が二泊三日の旅行から戻りました(十三日に安達太良登山を行ったそうです)。
…が(登山中、友人が足を挫き…)。何でも無い道だったそうですが…。
見る間に足首が腫れあがり、歩行困難な状態に…(下山させるのは難しい、との事で…)。
救助ヘリが出動する事態に…(運良く…? とある小学校の登山日程に同行していた専門家が判
断してくれたそうで…)。
友人は麓の病院に担ぎ込まれました(骨折、との事です)。登山靴をきちんと履いていなかった
事が原因ではないか、と…。
週明けに手術、との連絡がありました(さしもの母も、疲労の色が隠せない様子で…)。
怪我をされたのが、今回の登山を計画したご本人で…(ロープウェイ経由の簡単なコースを選ん
だそうですが…)。
やはり山は、近所を散歩するのとは違いますよね…(yosshyさんのご指摘通り…)。
旅行から戻ったら、こちらの記事を見せて、母から色々と話が聞けるかと考えていたのですが…
(少し、間を置いた方が良さそうです…)。

暗い話で、済みません(五週連続登山、完遂されたんですね)。おめでとうございます!
紅葉の写真、楽しみにしております(山は美しく、また厳しい…)。
高所恐怖症の自分は縁が無いのが、せめてもの救いか…(自然番組とか、あの手の映像で、も
う…)。 (^_^)ゞ


yosshy | 2010年 11月 01日(月曜日)03:24

imarinさん >>

遅レス、すみません。。
そろそろ、山のほうは雪が降りだして冬の様相になってきましたね。
なかなか気軽に山に行けなくなってくるので、ちょっと寂しい反面、雪山&スノボの季節
なのでまた楽しくなりそうです♪

ここの廃墟、なかなかいいですよね。
ゆっくり撮りに行ってみたい・・けど、めっちゃ硫黄が強いんでキツイです(笑)


gishihoさん >>

お返事がおそくなってしまって、すみません。
安達太良山行、そんなことがあったんですね。。

あれだけ言っておいてなんですが、登山自体はとても楽しいものです。
ケガをした時のこととか、危険だ!なんてことばっかり考えていてもどんよりしちゃうの
で、もっと楽しんでいきたいですよね!

けど、それは無計画に行くことではなくて、しっかりと装備を整え、安全面に考慮して計
画していくことが前提になります。

今回のことで、山を嫌いになることなく、今回のことをプラスにして、また楽しい山行が
できるようになるといいですね♪





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